『スタジアムでのエンターテイメント・・・』

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昨今、スタジアムでのエンターテイメントを更に強化しようとするプロ野球球団が多くなっていると感じる。

しかしそれはドタ感の、属人的な思惑でのみ発進されるコンテンツで盛り上げようとしている訳ではない。既存顧客のデータを解析した結果一番彼らが欲するものに対して、先手先手で策を講じている。いわゆるデータベースマーケティングである。これはクラブ、球団によって最終形が異なるので何が良いとか悪いとか言うことは一概には論じ得ないと思う。そして、データベースマーケティングの範疇内に入ると言えば入るのだけども、施策のポリシーがかなり異なるのがCRMである。これの違いを考えずに、先日とあるチケットベンダーがセミナーをしていたのだが、クライアントからどうも腑に落ちないと言うので違いを解説したところ、相当程度納得していただけた。データベースマーケティングであれ、CRMであれ、既存顧客のデータを解析することには違いはない。ただ、どのような策を講じるのであれ、顧客の顔は1つ、と言うような思い込みは避けないと運用上正しい結果を導くことは出来ないであろう。しかしながら、いつぞやのように1 to 1と言うような過度な表現を使用しても、オペレーション上実行出来るはずもないことも間違いない訳であり、ある程度の合理的な枠組みに基づいて、十把一絡げではないまでも、さりとて100人100様でもない形でサービス展開をすることが肝要となる。

勿論、対顧客での戦略を単に既存データの解析だけをパラメーターにして実行しても多分ダメで、野球は72試合、Jリーグは概ね20試合と言うホームゲームの数であったり、指定管理制度を持っているかそれに準じるだけの使用権限があるか、などでCRM戦略でとても重要なベニューのインフラの整備具合が変わってくる。整備具合が変わってくると、正直やれること、やれないことの峻別がとても大きく変わる。実際今回の視察では、神宮球場ならではの、ある種制約条件に基づいて行われていることを理解しなければ、単に要望、希望レベルの言い回しとして球団に対して「あれやれ、これやれ」と言っても聞き入れられることはない。その点無視をすると言うことではなく、やはりプロ野球球団やJリーグクラブは自前でスタジアムを持てるような状況は限られており、ニーズやらなんやらと言う聞こえの良い言葉でファンからの声、などと言っても詮無い話になるのが関の山である。

今回、そう言う意味でクライアントと一緒に視察をしたが、色々とお話をいただけて非常に為になった。持つべきものはなんとやら、で大学の後輩から球団関係者を紹介していただいたことにもとても感謝している。通常では見られないインフラ、また聞けない話をいただけたのであるから、当然球団関係者にも感謝である。

夜空に弧を描いて、ライトスタンドに飛び込む白球は、昔野球少年だった自分を思い起こさせてもらった。最近、とんと野球を見る機会が減ってしまって年に10回も多分プロ野球を見れていないような気がする。それ以外にラグビーやらバスケやらも観に行きたいのであるが、とてもそのような時間がないのが残念だなぁ。

関係者の皆様、ありがとうございました。

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Posted by xyzken