『第922回 サッカー観戦記 サガン鳥栖対コンサドーレ札幌…』

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僕が勤めている会社であるCreek & River社の社長は、サガンドリームズと言うサガン鳥栖の社長でもある。

これは世の中的に広く認識されていることなので、特に隠すようなことではないと思うので言ってしまう。尤も、仕事内容は言えません。これは守秘義務があるからね。

でまぁ、佐賀には別件で出張にも来ていたし、サガン鳥栖の試合を鳥栖スタジアムで観た訳ですよ。J2の試合なんて勿論初めて。なんて、って言ってしまうと悪いが、そもそもJ1の試合だって恐ろしくレベルが低いのに、その下部リーグの試合ともなるとこれは大変だ…

申し訳ないが、目は肥えている。別にS級ライセンスを持っているわけでも何でもないので、試合運びがどうのこうのとそう言う事を直接言ったりする訳でもないし、権利もない。

しかしまぁ、ビックリしました、レベルの低さに。。。

これはどうにも否定のしようがない。別にそれが悪いと言う事ではない。それはそれとして是認すべきなのだ。あのJ2の試合を観て楽しかったと思える人もいると思う。それはそれで良いのだ。しかし、Serie AのCampionatoやCL、またEnglandやFranceなどヨーロッパの他のリーグやワールドカップ予選を全部合わせると年間50試合程観てきた自分としては、もうどうにも物足りない。

では今後のことを考えて、何が足りないのか、自分なりに分析したみた。

・ 基本技術の無さ

これはもうどうにもし難いくらい基本がなってない。パスがまともに出せない。トラップは大きい。周りが見えてない。声が出てない。などもうプロリーグとは思えない程基本技術レベルが低かった。

苦し紛れのパスが非常に多いと言うのは、苦しくなるようなポジショニングの問題だったりする。しかし、ヨーロッパのトップリーグの選手は苦しくなったとしても正確にパスを出せる。これは結構大きな溝だ。ただ、そう言うシチュエーションばかりではなく、落ち着いてパスを出せる状況なのに、馬鹿蹴りするだけのシーンがここかしこに見出された。ロングボールを多用するのであればそれはそれで良い。監督の松本さんがそう言っていたのであろう。しかし、前線へのフィード、特にMFからのボールがどんな意図を混めて蹴っているのか、結果からは全く計り知れないものが多かった。そもそもカウンターを狙うのであれば決め事などはきっちりしておくべきだ。しかし、どこに蹴っているのか判らない。だからミスパスになる。これ、どうにかしないと、奪い取ったボールをあっと言う間に取られることになり、結局自分たちに覆いかぶさることになる。

また、これはトラップに関しても同じである。これはもう目を覆いたくなるほど酷いレベルだった。正直、札幌のフォアチェックがそれ程強かった訳ではないと思う。しかし、ポロっとこぼれたらそれは即相手ボールだ。自分の足元20cm以内に納められるくらいじゃないと、状況に応じて調整など出来ないであろう。トラップ後にワンタッチでパスをするのであれば、次に蹴り易いところにトラップしてボールを置かねばならない筈だ。しかし、それが出来ていたのは一人か二人。これではサッカーにならん。曲がりなりにも札幌は嘗てJ1にいた訳だ。

更に連携などに関しては、一体誰を経由することをメインのルートとして相手ゴールまでの道筋にしようとしているのか、サッパリ不明だった。特に26番の選手は酷かった。。後は34番。中盤と右サイドからの攻撃で得点に繋がりそうな気配がゼロだったのはこの二人のおかげであろう。

後、サッカー云々と言うよりも、そもそも走れない選手が非常に多い。これにはビックリした。若いチームだから、などと言う話がVIPルームでもあったが、若いならせめて走れよ、って言いたくなる。走れないと後は何もできない。後半20分以降は完全に足が止まっていた。あれではサッカーにならない。走れることはスポーツ選手の前提でしょう。プロなんだから。

・ 観客のレベルの低さ

これは、正直もっと啓蒙活動をしていかなければ何も始まらないと思う。有り得ないようなレベルの低いパスを出しても拍手。。。相手のゴールマウスを捕らえることのないシュートでも拍手。。。

そうじゃないでしょう?!

もっと何が良いプレーで何が悪いプレーなのか、知る必要がある。何でもかんでも拍手すれば良いものではない。。。実はこれ、日本代表のサポーターも同じ。いつでもコールして、拍手していて、選手に気持ちが伝わるとはとても思えないのだ。ミスった時はブーイング。そしてその後頑張れば、誰よりも賞賛。これの繰り返しをしていかなければプロ選手は育たない。今のサガン鳥栖のサポの大半は申し訳ないがとてもその域には達してない。って言うか達しているのは極一部の国で、日本ではレッズくらいかなぁ。。。批判することもサポートの一部だと認識しているのはね…

とは言え、それを認識するのは非常に難しい。

基本、サッカーは観て楽しくなければならない筈。人からトヤカク言われて、ああでもない、こうでもないと言われて楽しいかと言うとそんなことはない。だから、啓蒙活動は慎重に且つ効果的にしていかなければならないのだ。そうでなければ恐らく楽しくないであろうよ、観ている人たちもさ。基本、プロスポーツはエンターテイメントなのだから。

思うに、良いエンタメは、観客と共に成長して、そしてレベルは相互に比例しているのではないか?ブロードウェーに来る観客は、きっちりマナーを知っている。Premier Leagueの観客は、ネットがなくてもきっちり応援できる。モノは投げない。ブーイングもきちんとする、たとえそれは味方チームでも。

この啓蒙活動をしていくのはサガンドリームスの仕事です、完全に…試合開始前に詰まらないストリートバスケットの試合なんて見せるのであれば、オーロラビジョンに過去のサッカーシーンを集めてそれを見せながら解説したりする、などいくらでも方法があると思う。それも繰り返し繰り返ししていく必要がある。実はこう言う試みは、人集めの手段にもなり得るのだ。小学生くらいから大人まで、鳥栖スタジアムに観に行ったら、サッカーの見方とかを教えてくれるらしいぜ?!って口コミで広がったら絶対行くよ。下手にピッチの上でお遊び程度の球蹴り教室するんだったら、スタンドのサポ相手に講習会した方が絶対効果的!

後は、スタジアム外のメディアも使うべきだよね。佐賀新聞の社主も来ていたが、新聞と言う紙媒体を使って、サッカーの見方を覚えていくような連載をしても良い。どう言うものが良くて、何が悪いのか、そう言うことの見極めは経験していかなければ判らないのであるから。

残念ながら、今のところはそう言うレベルではないことは判っている。集客に必死なのだ。それはそうだろう。。去年はC&R社が経営権の譲渡をされたが、やはり集客に必死の筈だ。去年まで、平均観客数が3000未満。今年は8000弱。どんどん人が増えてきている。とは言え、それがレベルの高い人の集まった結果とは思えない。観客が増えることは全く悪いことなど一つもなく、良いことだけだ。しかし、更に良くなるためには、観客がブーイングをすること、そのための方策を取ることも必要なのだ。。

阪神タイガースはホントに弱かった時に、ライトスタンドの応援を止めた。あれが良いか悪いかは僕にはわからん。あの時は単に突き放しただけのように思えてしまったから。しかし、選手は堪えると思うよ、いつも応援してくれているのに誰もラッパ吹いてコンバットマーチをしてくれないのだから。。

サガン鳥栖が更に上に行くには、選手強化だけはなく、絶対観客のレベルアップが必要だと思う。

来年はメンバーが大幅に変わる可能性があるとのこと。他のチームからレンタルで来ている選手もいて、返却しなきゃならないためだ。

もっと基礎作りをしていかないと、若くて経験がない分、来年以降も暫くJ2に留まることになってしまいそうである。。。

基本、応援しているのですぞ!!
頑張れサガン鳥栖!!

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Posted by xyzken