『第85回 彼女の彼、彼の彼女 Ch.2』
付き合っている間の2年間に見出せなかった事実を、婚約してから突き付けられた格好になってしまった。。
海外に両親が住んでいる彼は一人で都内のマンションに住んでいた。大学時代は学生寮に住んでいたが、社会人になって以来一人暮らしをしていたので、もう彼是7-8年一人で暮らしている。海外で幼少を過ごした帰国子女に何気に多く見られる傾向として、恋愛にはオープンな一方で、結婚前は一緒には住まない、同棲はしない、と言う古式ゆかしいとでも言うか、古めかしい考え方で彼は育ってきていた。勿論、たまの休日などに彼女が泊まりに来ることはあったし、気付けば化粧品や服などは増えていっていたが、決して一緒に住んでいる訳ではなかった。だからカギは渡していなかった。なかなか会えない罪滅ぼしと自分に言い聞かせ、たまに泊まりに来ることくらいは仕方ない、と思っていた。。。
そうこうして留学予備校のことや彼女のことなど仕事以外を思い悩んでいるうちにも、彼には山ほど仕事が振ってくる。特に海外案件は上司を素通りする。上司に付き添いを乞われて国外のみならず、海外などにも度々出張に行っていた。その度にデートの約束は反故になっていることは言うまでもない。彼の専門分野は上司を確実に凌駕しており、クライアントとの折衝にも上司が驚く程気遣いを見せ、社内外で確実に評判を上げていった。
春先に婚約した後、度重なる出張で終にお互い夏休みの話をすることができなかった。夏の殆どの時期、日系企業が休みを取ってしまう業界にいる彼女にしてみると、ただ暑いばかりの夏に一人ぼっちで海やプールに行くことは何となく寂しく、いつしか何でもAに話をしていた時期からすると、内向的な状況に陥ってしまっていた・・・会いたくても会えない、、、そんな心境の変化に彼は気付かなかった。デートをするにもおざなりな状態になっていたことにも全く無頓着で、Aは、いついつにデートをしたと言う事実にだけ気を遣っていた…ホントは一緒に住むのは結婚後と決めていたのに、もう何回も泊まりに来ていることをAとしては自分のポリシーをゆがめてやっているんだ、と言うような心境でいた。
夏の間も少しの時間会うことはあったが、会うたびに何かしらの喧嘩をしてしまっていた。そんな状況にお互いが危機感を感じていた秋口、流石にAもこのままでは悪いと思い始め、秋の連休に加えて週末前の金曜日に一日有給を取ることを彼女に勧め、木曜の夜から二人で温泉に向かった。二人でゆっくりするのは久々である。
今回の温泉旅行では、彼が奮発し、紅葉の綺麗な山並みが部屋付きの露天風呂から一望できる部屋を予約し二人で過ごした。人並み以上の給料をもらい、いわゆる世間的に言う勝ち組の給与を得ている彼だが、休みもなく、残業も多いため、一人暮らしをしている割には貯金もそこそこあった。また、どうしても買い物などに散在することが少ない分、普段の食事にお金を掛ける傾向があり、食道楽と言っても良いくらい食べ物には拘る方だった。今回の温泉旅行でも、どちらかと言うと結果的に部屋には個別の露天風呂があるところに泊まったが、元はと言えばITにはそれ程強くない彼が、色々と苦心してインターネットで食事の美味しいところを探し当てたに過ぎなかった。。。尤も、彼女からしてみると、プライベートには無頓着に見える彼が自分のために色々とプランしてくれたことに違う側面を見、違った意味でも喜んでいた。
彼からすると、結果からして彼のチョイスに満面の笑みを浮かべる彼女を見て良い気分に浸っていたが、どうしても海外に行ったらリッチな生活が出来るのね、と言う言葉に引っ掛かりを覚えていた。Aとしてもほぼ全く取れなかった有給を使い、彼女と過ごした温泉地での休養は良い息抜きになったし、彼女とも久々に話しができたのであるが、部屋での食事の際に色々と海外でやりたいことを話す彼女を不思議な心境で思いながら、愛想笑いがばれないように取り繕っていた。
高校2年生までの7年弱ほどを海外で過ごした彼は、自分でもそれなりの生活をしていたことは分かっていたが、海外で自分の親が人並み以上に努力をしていたことはよく分かっていた。就職活動の面接の時にも尊敬するのは親です、と答えていたくらいで、海外にいるとどうしても家族が大切になってくる。だからこそAにとっては誰と一緒に過ごすか、と言う事は大きな問題だった。
大学の時に1ヵ月半だけLondonに語学留学したことを除き、ずっと日本で生まれ育った彼女にしてみると、海外赴任の妻、と言うポジションはバイアスなく憧れになっていた。実際、彼女自身、それ程英語が喋れる訳ではなかったが、Aが留学したいと言う事を伝えた後は、度々メールや電話でアメリカに行ったらここに行ってみたいとかこんなことをしてみたい、と言う事を伝えていた。
2年間の大学院生活の間、彼女と一緒に過ごすことを考えると、詰まらない生活をさせたくないと思う一方で、現実には仕事に追われ、留学予備校のメンターからも度々近況を問われるメールや、できるだけ予備校に来て授業を受け、進学先選定を進めようなどと言われており、気分的には相当ブルーな日々が続いていた。そんな中、留学先に一緒に行った後の話だけに花を咲かせる彼女は実際何を目的としているんだろう、と素朴な疑問が湧いてきていた。。。
温泉地からの帰りのドライブ中、Aは彼女に気付かれない程度に、いつも以上にCDのボリュームを上げていた…
そろそろ冬だ、などと考えながら。。
(続く・・・)






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