『SOHOのキャストアイアン···』

Londonに住んでいた時、好きな場所は?と聞かれたら『Soho』と言っていた。
そして、NYにもSOHOがある。NYの『SOHO』は感覚的には全て大文字で書きたくなるけど、Londonの場合には『Soho』だ。これは個人的な見解であり、オフィシャルと言うか、通例は分からない。2つとも老後に住みたい街であり、その2つ共にSOHO/Sohoがある。LondonのSohoは元々狩猟の場であったらしく、『ソーホー』とは、元々、狩りの時の掛け声とかなんとか…。場所の名称の起源は分からないがそう言う説があるらしい。
ただ、NYのSOHOははっきりしている。
SOHOは「South of Houston Street」の略で、「ハウストン通りの南」という意味である。然し、これがまた厄介で、テキサス州にある『ヒューストン』と同じspellにしか見えないが、NYの場合には『ホーストン』若しくは『ハウストン』と呼んだりする。個人的にはこれは『ホウストン』に近いかな、と思っている。それは『SOHO』の読み方が『ソーホー』だからである。言葉って生き物で、その綴りの都市名がヒューストンであっても、NYは『ソーホー』と読むことが通例となるくらい、人口に膾炙した訳であり、それがいつの間にか正しくなった訳である。ホウストンストリートでなければ、ソーホーとは呼ばない筈である。NYのSOHOは、北はHouston St.、南はCanal St.、東はLafayette St.、西はWest Broadway(6番街)に囲まれたエリアで、ここにデザイナーやアーティストがGreenwich Villageから移り住んで来た時、既にLondonにあったSohoを模したのではないかと思われるが、彼らはそこを『ソーホー』と呼んだ訳だ。
今や高級brandの集積する街であり、ここのエリアにフラッグシップを出すことはある意味アパレルにとって重要な意味を持つのであろう。今回Canada Gooseのダウンジャケットを買ったが、このWooster St.にあった。
20年前は、そこまでbrandの多展開がされた街だったとは思わず、例えば『Evolution』と言うような雑貨屋が1つの象徴的なお店だったのだが、今回たまたまそのお店の前を通ったら、移転とあった。
栄枯盛衰…。
街が生きている証拠なのかな。Gentlificationが為されていて、住む人が色々と変わっていっているのであろうし、テナントも変わっているのであろう。
それでも、この街の『キャストアイアン』造りのビルは変わらない。
個人的にはこのビルの外側に付けられた階段の風景が好きだな。この写真はWooster St.の風景だが、前はアトリエとかいっぱいあったが、今やbrandのショップがひしめき合う。前とは異なる街並みにはなったが、それでもこのキャストアイアンがある街がNYで一番好きかな。







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