『スーツ考・・・』

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大学に入ってすぐの夏休み、SEA Programmeと言う大学の語学研修プログラムでUKのYorkに行った。

ちゃんと単位も取れるコースなので、非常に良いコースだったと思うが、Day excursionも何度かあり息抜きも可能であった。そこそこ課題は大変だったから、たまには息抜きと言うことであろう。我々の頃はほぼ8週間弱だったと思う。その間に全員でのExcursionでLondonに行った。折しもLondonに行ったのはSummer salesのシーズンだったと思うが、大好きだったBurberry’sの本店に行ったのを覚えている。そこで、今のまさに40過ぎた自分に合ってるんだのだろうなぁ、と思うようなグリーンのツイードっぽいジャケットを購入した。海外で購入したジャケットとしては多分人生初だったかな。

人生で初めて買ってもらったのは実は15歳。

この時は、親に買ってもらった。親戚の結婚式で着るためのスーツだったのだが、高校生だったのだから制服で良いだろう、と言われた気がするがどうしてもそれが嫌でね。名古屋の時の高校は制服がブレザーで結構可愛いことで有名ではあったのだが。

こんな感じでした。が、どうしてもこれが嫌でね。グレーのスーツを買ってもらったのでした。そしてちゃんとネクタイをして結婚式に行きたかったのでしたな。この制服、実はネクタイがカチッとホックで留めるだけのダサいものだった。それが嫌だった理由。

その後、16歳の春に東京の高校に転校してからは制服が無かったので完全私服。

ちょっとビックリしたけど仕方ないからオシャレしなきゃ、と言うことで色々と考え始めましたな。とは言え、多分浮いてたと思うw。何故ならその当時、90年台初頭はチーマー大全盛時代。高校の中でもパンタロンタイプのジーンズ、つまりブーツカットでブーツを履くのが当たり前…。そんな時にジャケットとか着ていたからなぁw。そんな頃からジャケット、ネクタイをどう着こなすべきなのか、なんてことを廻りから求められている訳でもないのに考えていた。浪人時代もちゃんとした格好していかねばと思いながら予備校に通っていた。

金髪に近い色のロン毛だったけどw。

そして高校卒業の時に卒業式のために一着買った。鶯色のスーツw。完全にバブル時代の異物。いわゆるソフトスーツと呼ばれるものでしたな。一応、まだ残っています、クローゼットにw。二浪していたので二十歳の成人式は行けてないのだが(とは言え東京に居たのでどうせ名古屋には行けず)その時に親からフルオーダーのスーツを買ってもらった。茶系のダブルw。これもまた、完全にバブル時代の異物だね。茶系のダブルって…。でも良い生地のスーツでね。これもまたクローゼットの中にあります。その後、大学2年生の春休みの時にItaliaに家族旅行で行き、RomaのCondotti通りのテーラーで青系のスーツを買った。これは本当に一目惚れしたんだよね。残念ながらパンツは破れて捨てたけど、ジャケットだけは裏地も貼り直して未だに着ている。そう言うのを含めて黒っぽいスーツを一着買って就職活動していた。

いや、流石に鶯色のスーツは着ていなかったかなw。

グレー、茶、青、黒のスーツを着まわして就職活動していた。今時そんな色を着まわして就職活動する学生居ないんだろうけど?!、両手両足では足りない程内定もらったから、スーツの色なんて関係ないんだと思う。実際、OB/OG(ICUの先輩に限らず社会人に会ったと言う意味で)訪問の数としては120人くらい会ったが、その時に可愛いスーツだねぇ、なんてお姉さま方から言われたり、大先輩から良い色のスーツだねぇ、なんて本気で言われて問題ないことを結果的に確認していた。まぁ、自分的にはそもそも問題があるとは思っていなかったんだけど、廻りがなんで紺のスーツを着ないんだ?って余りにも言うから、そうなのか?と思った程度なのだが。今回はネタが異なるので深くは触れないけど、就職活動中には20本くらいのネクタイを回していた。だから絶対同じ組み合わせで会わないようにスーツ4着xネクタイ20本で着まわしていたね。

その後社会人になってから海外に行く度にスーツを買っていたなぁ。

New Yorkに行った時とかアウトレットに行って、単に時期遅れになっただけのスーツを数着買って帰ったりしてね。どちらかと言えば吊るしでもAmericaで買うスーツは身体に合っていて動きやすかった。確かに数着はスレて捨てたことはあるけど、基本的に着潰すことはないな。大体社会人3年目で10着位はあった気がする。絶対にしなかったのは、同じスーツを週に3回着るようなこと。。そんなような着方をすると、股ずれしたり、袖口が破れたり、、、昔コンサルティングファーム時代、福岡に4泊5日か5泊6日で滞在して常駐していたんだけども、その時のメンバーの後輩に頼むからスーツ買ってくれ、と言ったことがある。お前のスーツ、昨日も一昨日も同じだったし、ネクタイも2日に一度のペースで同じもの締めているのがもうバレている、と。それが何ヶ月も続いていてクライアントからも苦情とは言わないまでもそう言うことをネタにされている旨伝えた。はっきり言って物凄く恥ずかしくてね。。。別のケースでもある。4年位前に面倒をみてあげたICUサッカー部の後輩がコンサルティング会社に入ったが、彼は3-4着のスーツを着まわしていると言っていた。つまり必ず1着は1週間に二度着る訳である。

同じスーツを1週間に2度着るなんてことありえんから止めろ、と言った覚えがある。

コンサルティング会社は、正直世間一般の会社よりも若い内は給料が高い。段々一般事業会社と差がなくなってくるのだけど、20代のうちは下手すると2倍くらいもらったりする。今どき社会人一年目は300万円行かない会社とか多いと思うけど、コンサルティング会社は500万円近かったりする。その代わり働く時間は2.5倍から3倍くらい働く訳で、病気になったり、歯が欠けたり、、、そんな中でもやっぱりスーツはしっかりしたもの着て行かないと、ね。そんなコンサルティングファーム時代に先輩から言われたのは年収の100分の1の値段のスーツを買えと言われたことかな。正直余り日本でスーツを買ったこと無かったから単純にそのindicatorに合わないレンジだったかも知れないけど、年収300万円であれば3万円、年収700万円であれば7万円、1000万円であれば10万円のスーツを目安に最低LINEを決めろと言われた。それ以上安いスーツを買うのではないぞ、と。

年収の100分の1の値段のスーツを買うのは結構リーズナブルだと思う。

スーツは年に15着も16着も買うものではない訳で、せいぜい数着、でしょう。そんな中で自分の年収の100分の1の値段のスーツをちゃんと買うようにするのはある意味その他の可処分所得をコントロールする意味でも良いindicatorだと思う。

そしてそれが7着、8着とあると早々簡単に着潰さなくて済む。

飲み代だの、合コンだの、遊びだのと使いまくって年に数着くらいしか買わないものを買えないくらいしか可処分所得を残していないのは間違っていると思う。勿論、年収1億円だったら100万円になるわけだが、そんな人にしてみれば100万円なんて大したことないんだろうからもっと高いものでもお好きにすれば良いと思う。しかし年収1000万円は人口の5%くらいしか居ないわけで、逆に言えばそれ以下の年収の人は95%。大よそ9割以上の人にとって当てはまる指標ではないだろうか?年収100万円代の人は大変失礼ながらスーツを年間に10着は買わないと思うし、800万円もらっているから1着しか買わないなんてのは多分お金の使い方間違っていると思う。年に買うスーツの数としては年収が上がれば数も多くなるであろうが、いくつ買うにしても、大体の目安としての年収の100分の1は極めて分かり易い指標ではないだろうか?

とある記事に書かれていたのだが、『部長だから10万円から25万円』などと言うざっくりのレンジを言ったりするから叩かれているのではないかなぁ、と勝手に思う次第。

なんとなく、特定のブランドのことを買うと良いなんてこと言われるといつぞやの芸能人のブログでやっていたようなことを連想したりするしなぁ。勿論、この記事に出ていたブランドは個人的にはとても良いテーラーだと思います。デザインはメチャ良いですし、生地も良いですしね。ちゃんと計って作る服はやっぱり良い。体系に合うわけだからね。自分に合うサイズをEuropean size、American sizeと分けて、更にブランド毎に自分に合うsizeをしっかりと認識するほど普通の人は自分の身体に合うスーツなんて知らない訳だからね。以前のテレビ朝日のドラマの『相棒』で、都銀毎に情報がバレないようにオーダーメードのスーツを作れるBespokeを持っている、なんて話はあったが、そう言うテーラーを持てる人種は限られている。それでも将来そういうスーツの買い方をすれば良いと思えば良いのだと思う。年収の低い人に最低4万円のスーツを買え等と言っても過度に理想論に聞こえるだけ。

やっぱり身の丈に合ったと言う言葉は、正にsizeもそうだがprice的にも当てはまると思う。

あぁ、スーツ欲しくなってきた…w。

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Posted by xyzken