『綾小路通西洞院東入上ル・・・』

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京都は、住所のシステムが応仁の乱の頃から変わっていないのではないかなと思われるw。

予備校の時、日本史の先生が半分冗談で、「京都の人は、“先の戦争”と言うと応仁の乱のことを指す」と言っていたのを思い出した。太平洋戦争では京都は焼け野原になっていないので、あの人達は戦争と言うと経験もしている筈もない1467年の時のことを焼けて大変だった、とか言うんだよなぁ、と言っていた。そりゃ10年も戦争が続いて、その後戦国時代になっていくことを考えたら大変だったんだろうけどさ。

ま、そんなことはさておき、京都市内の住所表記は正直分かりにくい。

辻ごとにこんな標識があったりなかったり。。。ある場合にも正直分かりにくい。。。「綾小路通西洞院東入上ル」なんて言われて、何の呪文かと見紛うばかり。綾小路通と言うのは、今で言うJRと平行な道。西洞院通はそれに直交する。綾小路通と西洞院通の間に「と」を入れるなんてセンスはないように思えるけど、それでもやはり何処までが最初の通り名で、何処からが直交する通り名なのか、分からない訳ですよ…。で、直交する四つ角は何処も「綾小路通西洞院」な訳ですが、これを東入、つまり東側に行けと言う意味であることは外国人には勿論分からないが、日本人ですら分からんです。こんな読み方と言うか、解読の仕方、ガイドブックに載っているんであろうか?Case studyをいくつもせねば正直分からないと思うんだよねぇ。で、更に東入のあと「上ル」と来たもんだ。。。上ルってさ、御所に向かっての話なのか?それとも北方向に向かう話なのか?分からん訳です。いや、今このエントリーを書いている時点で分かっていない。京都御所に向かっての話であれば一条辺りを過ぎれば今度は南側に向かっての話になるしね。ここはほぼ四条通だったので、「上ル」と言えば京都御所は北側にあるから北向きに行くんだろうけどさぁ。

Facebookへコメントをくれた京都人に言わせれば簡単らしい。

うん、そうかも知れない。地元民には分かるんだろう。でも、京都は人口に対して観光客数が1対数倍の比率になっていると思う。年間で訪れる人の数が住民よりも多いんであれば地元民にしか分からない通り名は多分表記の問題として間違っている訳ですよ。迷えって言っているようなもので。。。

2000年に、ECサイトをほぼ日本で初めて作るプロジェクトの時、住所システムのチェックをしていたんだけど、この上ル、下ルと言うのが何処まで対応しているのか、結構大きな問題になったんですね。配送会社のドライバーがこれで届けられるのか、と言う問題ではなく、住所の振り分けを郵便局や宅配会社が何処までシステム的に対応しているのか、全然分からないままで。。京都の地名だけはシステム対応が無理なのでは?と言う議論をプロジェクトMTGで真面目に議論したことがあったんですね。でも、ECである以上、しっかり物は届けなければならない訳ですよ。京都市内の人からのオーダーは受け付けませんよ、なんて言えない訳ですからねぇ。もう15年くらい前の話なんで、当時は住所システムDBでもそう言う細かいところまで対応仕切れていなかった。。。

碁盤の目と言う意味では、NYのManhattanも同じなんだけど、こう言う複雑なことないんだよなあ・・・。

ある意味京都だけっぽい。。。。。これが京都が排他的と呼ばれる所以であるのだとしたら極めて勿体無い。余所者が入ってきたことに対しての拒否反応は誰しもあるかと思うが、京都は観光で暮らしている部分が大いにある訳ですからね。知らない、分からない観光客は来るんじゃないよ、なんて思ってはいないと信じたいんだけどねぇ。

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Posted by xyzken