『エンジェルハート 第8巻・・・』
シティーハンターが最初に世に出たのは1985年で、彼此30年近く前の事になる。
丁度キャッツアイの連載が終わり、その頃のジャンプはキャプテン翼や魁男塾、こち亀やたるるーとくん、ウイングマン等が連載されていたと思う。うちの親はマンガ等読んだ事が無かった世代だが、同時期に連載されていたドラゴンボールやその前に連載されていたキャッツアイなどはおいらが単行本を買うと読んでいたっぽい。当時は単行本が1冊360円とかでね。それでも中学に入りたてのおいらには中々月に何冊も買う程の資金はなく、ましてやジャンプを毎週買うなんて有り得なかった。だから、たまに買ってもらっていた気がする。
シティーハンターは当時名古屋に住んでいたおいらからすると、未知の世界の東京、新宿を描いた夢のマンガであった。
恥ずかしながら名古屋に住んでいた時には井の頭公園なんて、存在すら知らず。いくらキャッツアイで犬鳴署やカフェキャッツアイのある場所が、その風景として井の頭公園が出てきても知らないものは知らないままであった。ICUに入り、語学のクラスのコンパで吉祥寺で飲み、井の頭公園の中を皆で歩いていた時、池の橋を駅とは逆側から見て、ここがキャッツアイの世界だったんだ、と分かった時、感動したな。そもそももっと恥ずかしい事に東京は23区以外の市町村があることすら知らなかった。高校2年になるタイミングで東京に引っ越す時、高校1年生の時のクラスメートに三鷹市に住むって言ったら、ホントにそれ東京?って聞かれた覚えがある。井の頭公園が23区外だなんて知りもしなかったし、思いも寄らなかった。それくらい東京の事は何も知らない状態で上京した。
だからシティーハンターの舞台の新宿も16歳で初めて東京に来た時に初めて目の当たりにして色々知った。
ここが度々出てくる歌舞伎町のゲートなのかあ、って知ったのは多分浪人の時かな。新宿東口の何処にあの伝言板があるんだろう?って。「XYZ」って書いてない?って密かに探した事ある人多いと思う。実際に高校の時とか浪人の時とかには東口に伝言板はあった気がする。今はないんだろうな、そんな時代錯誤なコミュニケーションデバイス。いつからだろうね、駅から伝言板がなくなったのはねぇ。
XYZ…
僕は必ずメアドにそのalphabetを入れるのだが、完全にシティーハンターの影響である。Yahoo!とかHotmailとかGmailも出たての頃にフリーmailのaddressを取ったが、全部XYZを入れていた。今でもそれを使っているしね。アドレスを作った時はまだシティーハンターが連載していたかな?いや、91年に連載終了だから違うな。91年は高校卒業の間際か。なんにせよ、実家のある中央線で出掛ける時には新宿で乗り降りしたり、乗り換えするようになったりして、漸く新宿を知ったくらいだが、実はシティーハンターの世界で新宿は闊歩していたので初めての気がしなかった。
なんとなくジャンプでの連載が変な終わり方したまま、ぼんやりして数年過ごしていたらエンジェルハートがフリーマガジンのコミックバンチ2001年に載った。
実に10年ぶりのシティハンターだった。出版社との問題でゴチャゴチャしたのは後から知ったが、集英社から新潮社、そして徳間書店に変わるなんて事情を知らなくても変な感じはしたよね。まぁ、何にせよ、エンジェルハートとしてシティーハンターが復活したのは間違いない。こんなに嬉しいことはない。アムロがララァに語りかけた時のような心境だった訳だ。
シティーハンターとして連載されていた時よりもエンジェルハートとして復活してからの方が格段にハートウォーミングになっている。これが小説だけでは完結しない感じと言うか、マンガだからこそ描き切れる世界観と言うか。マンガから得られる物がこんなに多いと言う事を知らしめてくれるのがエンジェルハートなんだと思う。死んだ香の化身と言うか、気持ちが心臓移植された阿香に乗り移った様などは文字だけでは表現出来ない気がする。
作者の北条司さんの人となりなんだろうか?
そこいらの小説読むよりも余程心が穏やかに、暖かくなる。出版社とのいざこざはもうなくしてもらって!思う存分描き切って欲しいですね。ずっとファンであり続けたい。喩え、冴羽獠がおじさんになっても、ね。
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エンジェル・ハート2ndシーズン 8 (ゼノンコミックス) |
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