『第422回 サッカー観戦記 AC Milan vs Cagliari…』

SoccerSoccer

2泊3日の強行軍でLondonからMilanoへ戻り、Milan 対 Cagliari(カリアリ)の試合を観戦した。

この試合で当分Milanoではサッカー観戦はできなくなる。理由は以前のエントリーの通り、3月からLondonで働くからである。しかし、Abbonamentoを持っているので、極力Milanoに戻り、サッカー観戦レポートはしたいと思っている。

試合開始の段階で既にJuveとMessinaの試合結果が分かっていた。スコアレスドロー。つまり、これはこの試合に勝てばMilanはついに首位の座に就くということである。否が応でも気合が入る。但し、水曜日のマンチェスターでのチャンピオンズリーグ、更には週末日曜日のインテルとのダービーを睨んで、イエローカードを1枚もらっている選手いつものスタメンは控えに廻った。先発は下記の通り。

GK:ジーダ
DF:カフー
   スタム
   マルディーニ
   パンカロ
MF:ブロッキ
   ピルロ
   セードルフ
   ルイ・コスタ
FW:シェフチェンコ
   トマソン

スタムは前回の試合ではカフーの代わりに右サイドバックに入ったが殆ど機能していなかった。この試合では本来のセンターバックに入る。ネスタの代わりにこのポジションに入ったが、ネスタが通常通り戻ってきて、マルディーニが左サイドバックに入れば、この4バックは最強のものとなるであろう。

中盤は前回酷評をしたセードルフがいるが、結果からするとこの日のセードルフはそこそこの働きだった。ガットゥーゾ、カカの代わりにはルイコスタ、ブロッキが入った。ブロッキが先発した試合は初めて観た。ルイコスタのスタメンも随分久しぶりのように記憶している。いずれにしても楽しみだ。

 *噂ではルイコスタはロナウジーニョの交換要員としてリストされているとか…

試合を通じて言えば、ミランのボール支配率は軽く60%を超えていたように思われる。下手をすると70%近かったのではないだろうか。ほぼ完全に試合を支配していた。にも関わらず、前半は決定的なチャンスを迎えることはなかった。それよりもミランに痛手を負わせたのはシェフチェンコが前半11分に相手DFロリアとの空中戦での競り合いにより頬骨を骨折し、病院へ直行したそうである。シェバの代わりに登場したのは最近好調のクレスポ。しかし、結論から言えば、今日のクレスポは期待に応えられてはいなかった。この試合でのツートップは正直何も仕事をしていないに近かった。トマソンもあの働きでは来年Rossoneroのシャツを着て試合をしているか微妙である。。

前半15-6分頃、立て続けにミランの攻撃が続く中、こぼれた浮き球を真ん中やや右よりからセードルフがノートラップでボレーシュートを試みる。これは惜しくも相手キーパーのイエッゾに処理されてしまったが、きっちりとゴールマウスを捉えていた。また、セードルフはルイコスタとの相性は良いらしく、再三再四攻撃の起点となっていた。この二人を同時に使うのはアリのオプションであると思う。また、セードルフはカラーゼではなく、パンカロとの相性も良いようで、左サイドからの攻撃は効果的であった。前半終了までにパンカロからあがったクロスは6-7本はあったと思われる。終了間際には鋭いボールがセンタリングされたが、トマソンが追いつかず、ポストを悔しがって叩く姿も見られた。

この日の攻撃は後半になっても好調さを続けているように思われた。しかし、僕の見方では、ボールキープ率は高いものの、ルイコスタが実は持ち過ぎていたために、リズムが悪かったのではないかと思う。これは57分にブロッキに代わって投入されたセルジーニョにも言える。ゴールラインと平行に線を引いたとして、ペナルティーエリアのラインくらいで(つまりゴールラインから16m)中に放り込んだ方がカリアリのDFが戻りきらないうちにミランのFWがボールをあわせられると思ったのだが、セルジーニョはゴールラインギリギリまで行き、更に中に切り込んでからボールをセンタリングしていた。これではDFの収束を待つようなもので、針の穴にボールを通すようなものであった。正直リズムが悪かったのはこの二人のせいであると思う。

78分頃であっただろうか、エスポジトを倒したパンカロがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場となった。この日のレフェリングはお世辞にも公平だったとは言えなかったのだが、2枚目のイエローカードもそこまでのプレーとは思えなかった。仮に負けていたらきっとガッリアーニは提訴したのではないだろうか。。

最後の最後でミランに勝利の女神が微笑んだのだが、試合を決めたのはセンタリングのタイミングが悪かったセルジーニョであった。右サイドからカフーが強引に持ち込んでセンタリングを上げたところ、体の右に倒しながら、肩ほどの高さのボールを左サイドでボレーシュートをして相手ゴールマウスに押し込んだ。ほぼ全てのミラニスタが引き分けを覚悟していた中で、値千金のゴールだった。終了後、いつもはそのような電光掲示はされないのであるが、Juveを抜いて首位に立つMilanの順位が首位になったことを表示し、観客は総立ちで歓喜の輪の中で酔い痴れた。

まだまだ油断はできない。今週末のミランダービーは何だかんだ言ってまだ今シーズン一度も負けていないインテルとの対戦である。前回のダービーは引き分けに終わってしまったが、是が非でも勝たねばならない試合である。まだJuveとは勝ち点で並んだだけであるからだ。

SoccerSoccer

Posted by xyzken