『第15回 カギ・・・』

週末が近付くにつれてミラノには段々と日差しがさして来た。
週末の陽気は、先週雪が降ったとはとても思えないくらいで、20度を超えていた日があったらしい。。どうりで冬の格好して出掛けた日、汗だくになるわけだ。。。ただ、朝夕は非常に寒い日が多く、まだコートは必要だったりする。。
陽気にやられたのか、全く迂闊な事に、日曜日にミラン対パルマがサンシーロであるかと思っていたのであるが、土曜日だった。。昨日の午後は日本の友達にメールをするなどしていただけであったので、ホントに後悔している。更にサイトなどを見るに、パルマのジラルディーノの孤軍奮闘でかなりエキサイティングなゲームだったとか。。。ユーベがスコアレスドローだったし、これでミランは昨日の勝利でスクデッドへの〝カギ〟をもらったようである。
さて、今日は、昨日少し触れた〝カギ〟の話をご紹介したい。
今現在、小生は3つ鍵を持っている。一つはマンションのエントランス用で、更に自室に入る時用で二つであり、合計3つである。そのうち、マンションに入る時のカギと自宅に入るための二つのうちの一つは殆ど同じ大きさである。一方、自宅に入るためのもう一つのカギは、なんと言うか、長さが10cmくらいあり、持ち手は丸く、先にギザギザと言うか山型になっている、如何にもオールドファッションなカギのイメージどおりのものである。
セキュリティーの観点から言うと、これくらいカギがあっても良いのではないかと思う。意外と泥棒が多いと言う話を聞く。昨日の続きになるが、建物の外側が豪奢であり堅固である理由は単に建物が古いと言うだけではなく、セキュリティーの面もあるのだろう。島国育ちの我々にとっては、陸続きに違う民族が住む国があることの脅威はそれほど感じない。しかし、こちらの人たちは、すぐ隣に敵がいる。ミラノからなど、飛行機で2時間も飛べば全てのヨーロッパの国に行けてしまう。そんな中暮らしているのであるから、畢竟、身を守ることに対して敏感になるのもある意味無理からぬことである。
ところが、である。カギが多いのは良いのだが、開け閉めで同じ作業をしなければならない。つまり、家に入る時にガチャっと開けてドアを閉めた後、また同じカギを使って施錠せねばならないのである。日本のように縦になったサムターンと言うのか、あれを横にして、チェーンを掛ける、とかそう言うことはない。こちらに来てサムターン系のカギを見たのは、昨年の10月に泊まった時のホテルだけである。。誰の家に行っても、今のところ、内側からもカギを使って施錠する必要があるようである。
正直、これは不便である。。。
先ず、誰でも極めてしばしば起きることであろうが、帰宅後すぐにトイレに行きたい場合なども、サッと施錠すると言うことはできない。カギ穴が、なかなか曲者で、硬いもの、カムが回り難いもの、暗くて見辛いもの、位置が低かったりするもの、とササっと閉めることができるカギなどそうそうお目に掛かれない。明らかにこれは不便である。逆に言えば、カギを開けるのも結構面倒であると言うことを意味する。
また、時間があってゆっくり閉めたとする。多少時間が掛かっても良い場合などが殆どであろう。しかし、例えば火事などがあって非難しなければならない時など、明らかに開け難いカギのせいで逃げ遅れる人などがいるのではないか、と思ってしまう。前述のとおり、家の玄関とマンションの入り口の鍵は殆ど同じ形状をしていて、パッと見の見分けは付かない。特に急いでいる時など余計に見分けが付かないのではないだろうか。。急いでいると言えば、朝なども現に困っている…
*以前、中側からもカギを閉めるのは、窓などから侵入した泥棒が少なくともドアからは出られず、再び窓から出なければならないようにするためであると聞いたことがある。それにどれ程の意味があるか分からないが、いずれにしても出られないことがあるのではないかと思ってしまう。
今引越しを考えているのだが、先日見に行った家も同じようなカギの構造をしていた。やはり自分の身は自分で守るしかないようである。。カギからしても、日本とイタリアは全然違うようである。イタリア人のクラスメートからも、ミラノは散々安全だと言われたが、実際、安全なところなどないのがホントのところだろう。。
気を引き締め直そう。
KEN@自室




ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません