『第10回 イタリア通信事情・・・』

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今夜は前職Deloitteで同じプロジェクトだった友人Y.Kが新婚旅行でミラノに立ち寄られ、久々に旧交を温めることができた。

彼も同様にファームは離れ、今大阪発で世界中を飛び回り活躍している。実はお互い最初の通信会社も偶然にも同じであり、何かと共通の話題が多く、とても懐かしかった。お二人が幸せそうであったのは何よりであった。

さて、今日は、ミラノの通信事情について報告したい。少々硬い話が長く続くがご容赦頂きたい。。

[ブロードバンド]
日本では今ほぼ当たり前のようにブロードバンドが普及している。1Mクラスのものから含めて(アクセススピードがいくつ以上速ければブロードバンドかと言う議論はさておき)日本国内で有線で常時接続の普及率は70%を超えているとのことである。
(http://csp.netratings.co.jp/nnr/PDF/126_2004release_j_final.pdf)

一方、イタリアではブロードバンドでインターネットにアクセスすると言うのはまだまだのようである。ブロードバンド(ADSL、LAN、ケーブルテレビを含む)サービスの普及率は、2003年4月現在で15-6%であり、全然まだまだのようだ(Nielsen/Netratings2003年5月29日発表資料より)。2002年3月の資料では9.6%だったので、年で約6%くらいの伸び率に留まっている。

小生が知る限り、代表的なADSLの会社ユベントスの胸のスポンサーのFastWebである。

これは大体月に60-80ユーロくらいするそうである。クラスメートは高くてそんなのやってられない、と言っていた。こちらでの感覚では、まだまだ高いものに思えるようである。(2004年3月現在、約1ユーロ140円くらいである。日本人の感覚でも1Mで1万円を超えるとなると高いと感じざるを得ない。。)アクセススピードは正確には分からないが、ADSLは恐らく1Mである。今朝学校に行く時に目の前で通勤客が読んでいた新聞の広告に、〝4M-新しい世界に突入〟のような記事が載っていた。小生も、Fastwebに入りたいのだが、借りたマンションには電話線もなく・・・(涙)いや、正確に言うと、自室にはなくフラットシェアをしているイタリア人の部屋にはある。Fastwebは電話、インターネットとセットで加入できるので、引いてしまえば良いのだが、恐らく近日中に引っ越してしまうので今は引けない。

[携帯]
仕方なく、インターネットに接続するためもあり、ミラノに来てからすぐに携帯を買った。こちらではTIM、Vodafone、Windsの3社がメジャーである。(以前のOmnitelをVodafoneが買収)。2002年現在と少し古いデータを参照したところ、当時で4200万人の携帯加入者がおり、TIMのシェアは52%、Vodafoneが35%とのことである。現在も多分然程変わらないパーセンテージだと思われる。小生は3社のショップを見て周り、結局英語が驚くほど話せた店員のいたVodafoneで買った。他のキャリアに関して言えば、Windsから提供されているのだが、ヨーロッパでのi-mode加入者が200万を超えたようである。しかし、小生は特段魅力は感じず・・・まぁ、Windsの店員が見事なまでにイタリア語オンリーだったと言うのもあるが、こちらで、イタリア語の携帯サイトを見ることは・・・帰国するまで多分ない(苦笑)。日本でもi-modeは殆ど利用してなく、メールだけだったので。。。

支払い状況が悪いのか、NTTのような回収のスキームがないのか、こちらでの携帯の支払いはプリペイド式が主流のようである。ショップなどに行き、チャージするためのカードを買う。Top up card、Pay-as-you-goとイギリスでは言っていた記憶がある。チャージの仕方であるが、そのカードの裏をスクラッチして番号を見、自分で専用の番号に掛けてお金を継ぎ足す仕組みだ。いくら残っているか確かめるのはタダでできる。

 *因みに、税金なのか手数料なのか、25ユーロ払って20ユーロ分使える。もう少し高額なもの、例えば50ユーロのカードを買ったとしても5ユーロ取られるようである(定かではない)。次回からは高額なものを購入しようと思う。尚、後からイタリア人のクラスメートに聞いたところ、銀行から自動で引き落とすこともできるようである。しかし、小生はまだ〝CODICE FISCALE〟と言う銀行口座を開いたり、家を借りる時に必要になる番号を取得していないために自動引き落としはできない。これもある意味日本では当たり前だと思っていたのであるが、そうではないようである。また、アメリカやイギリスと違って、こちらは電話を掛ける側だけが料金負担をする。その点ではEU圏内の諸国は携帯先進国である。

[携帯のメーカー、機種]
携帯の機種だが、Nokiaのものがメインだった。その他Sharp、Panasonic、Sony-Eri、と色々とあった。NokiaはSIMカード込みで70ユーロくらいだったが、〝話せりゃ良いやん〟の状態だった。(SIMカードをご存知ない方はどれくらいいるだろうか?できればその説明は省かせて頂きたいのであるが、日本でもFOMA、Vodafoneの一部にはSIMカードが入っている。尚、FOMAのSIMカードはこちらでも使える。購入した携帯にFOMAのSIMカードを入れると、ディスプレーにはNTT DoCoMoと表示される。つまり、こちらで日本で使っていた携帯掛かってきたものを着信できる。。。(これはつまりドコモの携帯まだ解約していないことを意味する。。。。愚かである。。)

小生はP201からP2102Vまで8機種くらいずっとPanasonicユーザーだったので(最後のP2102Vの中身はOEMでNEC製だったが、、、)こちらでもPanasonicを選んだ。290ユーロ…正直、高かった。。。Videoも撮れるものだと400ユーロ超えていた。小生のはディスプレーはカラーでカメラも付いているが、機能的にも外観的にも日本での210シリーズか503シリーズか、それより少し前くらいのイメージである。やっぱりまだこちらでは遅れている。

 *65000色くらい表示できるそうであるが、昔J-phoneだったころ藤原紀香が携帯ディスプレーのカラーが増えた、と言うCFをしていたのを思い出した。。(笑)3年くらい前だった記憶がある。。

[携帯経由のネット接続]
携帯を使ってインターネットに接続する件であるが、20ユーロの定額制のものがあったのでそれに加入した。まぁ、20ユーロの中に、プロバイダー料金も入っているので、安いか。。自宅でネットができないので仕方ない。アクセススピードは勿論Best Effortで45kbpsである。言うほどストレスは感じないがやはり遅い。。。PCのカードスロットに入れるタイプもあったが、HWは210ユーロ。。日本のAir-H"のHWの3倍はする計算だ。。
 
 # Air-H"は128kbpsで、9000円近く取られた上に、繋ぎ放題にするためにISPも
繋ぎ放題プランに入らなければならない。総額1万円を超えることと比べて考えると20ユーロはお得かも。尚、こちらに来る時にバタバタしていて、Air-H"とISPの解約をし忘れたのであるが、Air-H"はとても融通が利き、イレギュラーの解約手続きに快く応じてくれた。一方、DIONであるが、同社サイトからメールでの問い合わせに辿り着くまでに恐ろしくページを渡り歩かされ、おまけにコールセンターに電話をしてこいと言う慇懃なメールを頂戴した。顧客サービスが何なのか、KDDIグループでもこれほど対応が違うことに小生は愕然とした。。。今もDIONは解約できないままである。。

尚、VodafoneはHotmailのようにフリーアドレスを作れ、POPとSMTPを設定すれば、PCからも携帯からもメールが送れるようである。残念ながら設定していない。正直、日本語で打てないので携帯メールを使うとは思えない。。こちらでは、日本ほどではないが、立ち止まっては携帯にメールを打っている人をよく見掛ける。トラムの中でしている人も見る。ここ最近ヨーロッパのどこに国に行っても見掛ける風景である。携帯後進国のアメリカでは余り見掛けない風景である。来月、NYに行くので去年の4月に行った際との比較をしてみたいものである。

KEN@自室にて

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Posted by xyzken